笑って 楽しく 暮らそう!
ゆうもあ Room
=おもしろ話・楽しい失敗・言いまちがいなど投稿してヨ=
ひらかながよめるよ [kimieiga]
姪の子ななかちゃんは、3歳と何カ月かな?・・
おねえちゃんとママに教えてもらい「ひらかな」が読めるようになって、うれしく
って、わたしに「いろはカルタ」をしてくれました。
ねこに ごはん ・・・
甥の子ゆうくんは、この春ぴかぴかの一年生になる。数字につよい。
なにかの話のとき、「おばちゃんは、なんさい?」
わたしはゆうくんのおばあちゃんの姉なんですが・・・
「38さい」と答えました。
すると、ゆうくんはちょっとふしぎそうにして、
「おとうさんは、なんさい?」
おとうさんは、「34さい」
ゆうくんは、ちょっと考えてから、
「おばちゃん、おかしいわ」
ばれてしまいました。
いったい何歳なの・・? [Master Ryuu]
10年以上まえのふるい話で恐縮ですが、ケッサクな話です。
わたしの経営するショットバーのある若いお客さん、兵庫県でも有数の進学校の国語
教師をされていますが、その一年生の授業に吉田草平さんの詩2篇をとりあげ、その作
品を読ませ感想文を書かせました。まじめな授業なんでそこまではべつだんオモシロイ
ことはないんですが・・
しばらくして、草平さんが朝日新聞日曜版の「ひと紀行」に山里で詩の教室を開いて
いる詩人として取り上げられました。大きな写真の中央、われらが草ちゃんは山畑で本
をひらき、まえに立つ鍬を片手の小柄なお年寄りと話しています。さて、そこから・・
その新聞をもって、ある男子生徒があの国語教師のまえにあらわれさもうれしそうに、
「せんせい、吉田草平さんが載ってますよ!」
その指さしたのは、鍬をもった70幾つにみえるお年寄りのほうだった!!
それを聞いたお客さんたちは拍手喝采し、草平さんは店のイスからころげおちましたヨ。
「おれって、そんなに年寄りに思われてるんか・・!???」
みんなニヤニヤ、ふむふむうなずいていました。
ことばはむずかしい・・ [issekiissou]
@
ハマチ、鯛、ヒラメ・・・いまでは養殖ものが常識になってしまったが、
この話は養殖の黎明期のころのこと。
とある大きな居酒屋でメニューをみていた友人が「鮎の塩焼きがあるぞ」
「どうせ、養殖やろ」と、ぼくが返すと、注文をききにきていた仲居のおば
ちゃんは小首をかしげてなにやら不満げである。
「そらそうやなぁ、養殖やろなぁ」と、友人もいう。すると、おばちゃんが
口をとがらせ「鮎の塩焼きって、そら、和食でっせ」
おばちゃんの頭のなかでは「洋食」が渦巻いていたらしく、ぼくらはヒジョ
ーシキな人間と思われたらしい。
A
食事しながらテレビで自然番組をみてると、「低い鳥」がどうとか言って
いる。ふむ、ふむ。つづけてコメント、「体長は最高2メートルになる・・」
ちっとも低い鳥でないやんか、と画面をみる。
なにっ、火喰い鳥!? xxx
何を考えてんのや? [orakazu]
むかしのような悪童、いたずらっ子は最近いないように見受けられるけど、
いま高校生の幼馴染みの二人が幼稚園のころにやった失敗譚。
ずっとお腹をすかしていたSとK。相談して畑に入ったのはいいが、トマト
もイモも柿だってできていない。あったのは、かぼちゃだけ。たった二人の同
級生は頭をよせあって知恵をしぼって、出た答えが、かぼちゃを売ること。ち
ょうどいいぐあいにマーケットが村にある。それも、農協の店だし、そこには
おかしもパンも売っている!・・
にひひ、にひひ・・・とほくそえみながら二人はマーケットへ直行した。
結果はいうまでもないでしょう。店の人やおばちゃんたちに大笑いされ、そ
れでもなにやらナットクがいかん・・ような顔して帰ったそうや。
いまでも思い出したら、わらえてくる。(アイツら、一生いわれるやろなぁ)
差出人カワウソ 〔カワウソの友人〕
誤配や配達サレズの事例がけっこうある郵便ですが・・・
友人の自称カワウソ君はイナカ町である会の世話役をやっていて、あるとき
10数通ほど封書をだした。が、1通宛名が不十分で戻されてきたそうだ。
「それが、差出人の住所は書かんと、カワウソとだけしか書かなかったんです
ワ。それがよう戻ってきたもんや」
郵便局はエライ!! と二人で褒めまくりました。
民営化された郵便事業もこれくらい真剣に、そしてユーモアももって配達し
てほしいもんです。
頭の中は・・??? 〔nnnaganaganagaiii〕
私の住む
人さんに、まちづくりリーダー研修の講演にきていただきました。
やっぱり詩人というのは人種が違うんですかなぁ?おっしゃることが我々
には発想できないようなことばかりで・・・
「町の名を有名にしたければ、たとえば《鯨はS町の空を飛んではならない
条例》なんてのを制定すれば、ユーモアがある町だってマスコミがおもしろ
がって取り上げるでしょう。私は、飛んでほしいんですがねぇ(と、天井を
うっとり見上げる)」
「
れなら、この町は《ツチノコは横断歩道を渡ってほしい条例》をつくれば、
そんなにツチノコがいるんかいな? おもしろい町やなぁとこれまたマスコ
ミがわんさか食いついて来ますよ。ただでPRできます」
最後に、一番実現性のあるというプランは・・・
「この町の宝物である千年イチョウの落ち葉の数(おそらく十万枚前後)を
当てるクイズを全国民に出題するのです。みんなおもしろがって観にきます
し、応募してくるでしょう。子供からお年寄りまで全住民が落ち葉を数える
のです。ゴミ袋に入れて重さを量り、その枚数を数え、×袋数でカンタンで
しょ。
千年イチョウの生命力にふれることは情操教育にうってつけですし、地域
の誇りを自覚できるでしょう」
この人の頭の中はどうなってるのか・・みんな???だったようです。
(ただ本題のお話そのものは大変有意義だったことは付記しておきます)
* 草平先生、その節はありがとうございました。スミマセン・・
おすそ分けって…? 〔管理人〕
こうして拝見してると、天然ぼけというか、オモシロイことをいうのは
女性ばっかりみたいなんで、少し年下の30歳すぎのころの男の失言?
いや覚えまちがいの不適切発言をご紹介します。
何かを上げたとき「おすそわけや」と言ったところ、彼はマジメな顔で、
「それ、おそそ分けっていうんでしょ」
これには、絶句・・・で、たしかめたところ、
「ほら、どこかの民族でお客さんには嫁さんを提供するっていう習慣があ
るでしょ? で、おそそ分けっていうんじゃないですか?」
子どものころ聞いて覚えたまま20年ほどそう思っていたとのこと。
それにしても、耳からはいった思いこみってのはコワイ (**)
これを公の場で言ったとしたら? 社会的生命はおだぶつでしょうナ。
3種類のセミ? 〔rokkousanpuku〕
天然ぼけか?という女性の話がいくつかあって、それぞれ吹き出します
が、だいたい女性は虫オンチのようで、私の知人女性の失敗談。
夏の山で「ジー ヒャラヒャラヒャラ」と何かが鳴きだしました。
くだんの女性、「あれ、なにが鳴いてるの? 鳥・・?」
「ああ、あれは、ツクツクボーシ」
「うそ? ツツクボーシはツクツクボーシって鳴くじゃない」
「いやいや、あれはツクツクボーシの前鳴き。ツクツクボ(オ)ーシっ
て鳴くのは本鳴き」 彼女の頭の中、??
するうち、「ウイウース ウイウース」って声もきこえてくる。
「あれは?」ってきくから、
「あれは、ツクツクボーシの後鳴き。鳴きおわりには必ずああ鳴くの」
「うっそー!? 私をひっかけようとしてるでしょ」と怒りだす。
山野で遊んだ男の子にとっては常識なのに、彼女は3種類のセミだと思
いこんでいたそうです。40年もですよ。信じられないがホントの話です。
これを読んで、「えっ? うそ! ほんと?」という女性はけっこう多
いかも・・・? こういうことも知らないで子育てするから、また虫オン
チが出てくるのでしょう。
詩人の倍は・・・? 〔kashikishi〕
すぐる年K町で開かれた「座禅と食事の会」で、庭の池にいるアメンボ
がほそい足先で水面を押さえている、その凹み、それがまたつよい日差し
をうけて底に映っているヨ・・と子どもや親たちに教えているふしぎな人
がいました。座禅のあとの食事会のはじめに主催者から「詩人の吉田草平
さんです」と紹介されておられ、そのあとの自己紹介が秀逸でした。
いわく・・
「詩人というよりは、その倍の・・ヤ人のほうですが……」
聞いていた私たちは、頭の中で、詩人×2=ヤ人? と計算していまし
て、しばらくして、詩(4)人×2=8(野)人 が解り、さすがに、と
感心し、みんなで笑いました。
どんな時でも遊んでおられる、やはり違うなぁと思いましたよ。
いたずら大好き 〔Master Ryuu〕
わたしの店のお客さんにいたずら好きのお客さんがいらっしゃって、ある
夜、40センチはあろうかという大きなキュウリを首からぶら下げてニヒニ
ヒ笑いながら現れてでした。
いかにもごきげんなんで、どないしましてん?と聞きますと、
「畑で成ったんや。ばかデカなんで持ってきたけど、これ、おもしろいで。
こうやってマジメな顔して街を歩くと、出会う人たちは皆瞬時ギクッとして、
さっと道をあけてくれるんや」
おもしろそうなんで貰って、終電車の席でキュウリをぶら下げ楽譜を読ん
でましたら、出入り口付近で談笑している6人ばかりの若い男女がしきりに
こっちを見てひそひそ話し合ってました。う、う、きたきた!と思いながら
ずっと楽譜を読んでるふりしてましたら、垂水駅手前で、一人の青年がおそ
るおそる近寄ってきましたワ。で・・・
「あの〜 ヘンなことを聞きますが、それは、何なんですか?」
だから、わたし、教えられたとおり澄ました顔で、
「ああ、これ? キュウリ。三日したらヘチマになるんやけど……」
青年は、ああそうですか、スミマセンと丁寧に頭を下げ、仲間のもとへ帰
って報告してましたが、わたしをうかがいつつそそくさと次の駅で降りてい
きよりましたワ。
おもしろかったでっせ。そやけど、聞きにきたあの青年はえらい!
このお客さん、この他にも、赤ちゃんの頃おっぱいの飲みようが足りんよ
うな気がする・・とか言って、薬局で“おしゃぶり”を買ってちゅぱちゅぱ
やりながら三宮元町を徘徊して、みんなが避けてくれるのを面白がっとって
でしたけど、さすがにアレは、わたしにはようマネできまへんでしたな。
そやけど、こんなヘンな人が、あんな詩を書いてやなんて…… いや、ヘ
ンやからこそ、かな?
まぁ、元気にやっとくれやす。
石と子どもにまつわる楽しい話 〔吉田草平〕
児童文学の一章として書いたのを(長いので)一番下に書きます。
なお、舞台は山里で、主人公の小学六年の少年の目をとおした話として書
いていますが、事実ありのままです。
また、おもしろい話がすきな方は、(普通)詩の作品でも、たとえば「虫
送り」「そうめん流し」「囀る」や「石頭」「テンコチ」「記念写真」「赤
ちゃんに」〈ムシ〉「商品」「日常点描」など、むひひ、へぇ〜、どきっ・
・などおもしろい作品が何篇もあります。探索してみてください。
天然ぼけなら、この人! 〔ippuuhenhen〕
ある山荘の床下にアリジゴクがいっぱい巣をつくってたので、同行してい
た知人の小四と小二の娘さんに、「いっぺん、つぶしたら、何時間できれい
に巣をつくるか調べてみたら・・?」と勧めてたら、天然ぼけの(中老)姫
さまは、「それ、おもしろいやん。やってみたら・・?」とノッテきた。
姉妹は迷っていたが、覗きこんでたお姫さまがポツンと誰にともなく聞く。
「で、これ、だれがつくったん?」
女の子もふきだしてた。あほ〜〜!
別の日、クルマで清流をさかのぼりながら、飛ぶ宝石だといわれるカワセ
ミや、その仲間でなかなか姿を見られないヤマセミの話をしてた。彼女はふ
んふんとうなずいていたが、クルマの前をたまたまヤマセミが飛んだ。
「ああ、ヤマセミや!」と、指さすと、おそれおおくもかなしくも、魅力的
だがちょっとズレてるお姫さまは感嘆してのたまう。
「へぇ〜 大きなセミやなぁぁ」
〔思わず、頭をハツッテしまった〕
「さっきからの話、セミのことと聞いてたん?」
「そうよ、やまセミやかわセミっていうから、セミのことやと思ってた」
「見たでしょ。あれは鳥でしょ!」
「・・・」
*このお方、知る人ぞ知るという芸術家だが、お名前はもちろんジャンルも
伏せておきます。ああ、読まれたらこわい・・(ケド、大丈夫。パソコン
ナンテ、別世界ノコトデショウ。)
私の行く道は? 〔tyu-tako〕
かわいい天然ぼけのカノジョのことが載ってたけど、ボクのGFもなかな
かで・・・ だいたい女の人って、方向オンチが多いようやけど、ぼくのカ
ノジョもぜんぜんダメで、だからクルマを運転するのをこわがる。
ある日、兵庫県社町(今は東条市?)のほうへ走って運転練習してたら、
「あ、あ、あれはどっちへ行ったらいいの?」と、あわてて言う。
見ると、標識のYの字の三方の先が尖って矢印になっている。だから、右
へ行くのか、左へ行くのか、迷っている。
ん、ん〜 ?
なんのことはない、社町のイニシャルYのデザイン文字だったってワケ。
(大笑い)
飛行船の飛ばし方・・ 〔083Friend〕
前に紹介した「西日の当たる自動販売機」のカノジョの別の話。
あるとき宣伝の飛行船が飛んでて、あれはヘリウムガスで自力で飛んでる
んや、と、話したら、彼女は、
「えっ? うそ〜! あれは船から揚げてるんよ」だって・・
前に須磨の海で飛んでるのを見たら、ちょうど下に2隻の漁船がいたので、
てっきりあそこから揚げてると思いこんでたらしい。
「船からなら、街の上を飛んでる飛行船は、どこから揚げてんの?」
と聞くと、う〜ん、と考えこんでから、理解したようや。
もう一つ。ちょっとひっかけてやろうと思って、
「波は、太平洋岸では南から寄せてくるやろ。だから、日本海側では、波
は、日本から大陸にむかって寄せていくんやゼ」
??? 頭のなかで必死にイメージしてるようで、しばらくしてわかった
らしく、「ん〜、もぅーっ」と、おれの体をぶちにきた。
「あぶなく信じるとこやった・・」
こういう天然なんとやらのカノジョがいると、この次、なにを言い出してくれ
るのか・・・楽しいワ。
紙を汚す! 〔遊民詩人〕
もう一つ・・
5人ほどであそびにきていた小学6年生のTくん。私の詩集『天地返し』
(89年刊)を見て、
「ええーっ、これ、ぜんぶ草ちゃんが書いたん?」と、目をみはる。
「そうやで」
「あ〜あ、きれいな紙、よごして・・」
一発で、ノック・アウト。
それ以来、きれいな紙を汚さないよう、肝に銘じている、つもりなんですが・
・・
子どものユーモア・センス☆☆の話 〔遊民詩人〕
知りあってすぐのころの村の子どもたち、ぼくを見かけると、
「あっ、クサへ〜さんや!」とからかいにくる。(ほとんど男子)
ある日、女の子たち(だいたい素直)が、
「そうへいさんて、詩人さんなん?」
横からわるガキが口をはさむ。
「へぇ〜 死人かぁ〜」
(すぐさまヘッド・ロック、川へ投げこむ・・カッコ)
五月、ちっちゃなコイのぼりを軒下にかけ、どう反応するかと楽しみに待っ
ていると、下校してきた5〜6人、走ってきながら、
だれが指揮するでもなく、声をそろえ、
♪ やねより ひーくーい そ〜ちゃんとこのコイのーぼーり!
(それが、毎日つづいた。ルスだと、「ふん」と素通りしてたらしい)
こりゃ! カシオ 〔あんぽんたんたん〕
ワープロで原稿を打ってて、「じどうはんばいき」と入れたら、
「児童販売機」と出てきた。椅子からおっこちそうになった。
ブラック・ジョークか!?
(何年も前の話。注意してあげようと思っていたが、その後製造しなくなった)
いちおう、言っておきます。関係者は気をつけるように!
西日の当たる自動販売機 〔083Friend〕
ドライブしてて喉がかわいたんで、自動販売機でジュースを買おううとしたら、
助手席のGFがあわてて止める。
「この自動販売機、西日がよう当たってて、なまぬるいのとちがう? やめてたほ
うがいいよ」
? おれ、一瞬、手をひっこめたゼ。
この彼女、他にもろいろおもしろいこと言ってくれて、天然ぼけ協会っての創っ
て、会員に推薦したいくらい。
せみの昼ね 〔GGっ子〕
町育ちのいとこのまいちゃん(6年)、ゆいちゃん(3年)は、虫のことをなぁ
〜にも知りません。夏休みにあそびにきて、校庭でボールあそびしてて、ころがっ
たボールをひろいに行ったゆいが言う。「せみが昼ねしてるぅ」なにを言うんや?
と思てたら、まいちゃんが「おこしたらあかんよ〜」 おれ、ずっこけた。
それから、せみはぜったい地面にころがってねない、そのときは死ぬときや、と
なんべん言うても聞きよらん。
「うちでも、ようベランダなんかで昼ねして、いつのまにか飛んでいってるよ。
なんやったら、おかあさんに聞いてみぃ、いつも感心してるわ」
で、おばちゃんに聞くと、「せみもすずしい所よう知ってて、こないだなんかはフ
ロ場のタイルでねてたわ。しばらくして見たらもういなかったで。かしこいなぁ」
どうにかしてぇよ、この親子。
かあちゃんは「それくらいでええんや」とケタケタわらうだけ。よう、わからん。
温虫(ぬくむし) 〔シシ山の若手名人〕
まぁ、聞いたれや。
わしらシシ撃ち仲間にまぁゆったりしたおっさんがおってのぅ・・この前も、5
人ほどで鹿撃ちに行って、腕のいいのは鹿の逃げそうな所に配置して、そのおっさ
んは一番来そうもない場所におらしたんや。したら、鹿もよう判ってるんか、その
おっさんの所へ逃げよった。無線で連絡して「そっちへ行ったやろ」言うても要領
えんので、みんなで集まって、おっさんに聞いたら・・
「おう、おう、上から下りてきて、この前を、そっちへ走っていきよった」やて。
おまはんは、目の前まで来たのによう撃たんのか! みんなで怒ったんやが、お
っさんは、平気で、「おう、わしにビックリしよって、あわててあっちへ行きよっ
たわ」と言うばっかりや。
ほんま、温虫や。かなわんで・・そやけど憎めんで、あいかわらず寄ってきとる。
(わしらの地方では、ちょっと要領がわるかったり、のんびりしてる人のことを
「ぬくい」と言うんや)
おたまくしのしーちゃん 〔清らかおねえさま〕
しーちゃんはいま3歳になったところです。口がまだよくまわらないので、田ん
ぼにいるおたまじゃくしを、おばあちゃあんから教えてもらうのですが、どうして
も、「おたまくし」としか言えないんです。そして、大きくなるとカエルさんにな
るんよと教えられると、「しーちゃんもおおきくなったら、かえるさんになるん?」
それを否定されると、安心してたらしいですよ。
まわりから「しーちゃん、おたまくし?」と言われたりするのですが、そのとき
も少しはにかみながら、「ん、おたまくし おたまくし」
まぁその表情がかわいいの! ぎゅっと抱きしめたいくらい。
そのしーちゃん、ある日あそんでもらっていた50歳代のおっちゃん)とわかれ
るとき、
「ばいばぁ〜い。また、あそんだげる(であげる)ね」
おっちゃん(実は草平さん)はいったん腰からくだけ、「お、また、あそんでく
れるか。うれしいなっ」と、感涙にむせんでいました。ほのぼのしたいいシーンで
した。
追記なんですけど・・・〔少年H〕
例のはちゃめちゃな先輩のことですが、あれから数年後過疎の里に入られまして、
畑いじりしながら「郷土に誇りをもたなあかん」と子どもと遊び、詩の教室やら文
化講座を開き、ミニコミ紙を発行し、その合間に詩を書いておられましたが、一昨
年20年ぶりに山から下りてこられました。今度は、漁村の外れに住み、浜辺で貝
殻や石、流木を拾ったり、ブーメランを飛ばしてひとり遊んでおられます。
やっぱり、どこかおかしい ???
知ってる方はもちろんおわかりでしょうが、この破天荒なニンゲン(かな?)こ
そ、ここの管理人さんです。
優先座席の高齢者の話 〔Cineraria〕
知り合いの高齢者がすいていた優先座席に座っていたところ、女子高生が下校時
間なのか沢山乗ってきて優先座席に座りぺちゃくちゃ喋っていた。元気そのもので
いい雰囲気で、話を聞きながらも、高齢者が乗ってきて席を譲らなかったら注意し
てやろうかと思っていて、ふと気付いたら「女性専用車」・・落ち着かず、寝たフ
リしたが、下車駅まで遠かったそうです。みなさん、気をつけましょう。
こんなヒドイ人います? 〔特に名を秘す〕
僕の先輩なんやけど、とにかく変わったヒトで、瞬間的な感覚で、物事を判断
して、まわりの迷惑を考えないんです。
あるとき、安部公房作の芝居が大阪であり、先輩に誘われるまま三人で行った。
開演前、ロビーはごったがえしていたんですが、安部公房先生が片隅から出てきて、
ロビー中央で知り合いとなにやら話しておられました。先輩は「おー、安部公房や!」
と感嘆していたのですが、いったん引っ込んだ安部先生がまた出てきて、そこらを
うろちょろしはるんですワ。はじめ感動していた先輩は演劇が始まってもいないのに
「おれ、帰る」 どうして・と聞くと、「おれは、安部公房という存在、物そのもの
を観にきた。もう充分観た。演劇は観んでもええ」と、三千円ほど入場料払ってるの
にさっさと帰ってしまうんです。僕ら後輩は逆らえないんで一緒に帰りました。
また別の日、河島英伍の「徹夜も辞さない、ぶっ倒れてもやるコンサート」に大阪
まで行ったんです。オープニング、河島英伍が出てきてそれは良かったんですが、
すぐ引っ込んで、京都のフォークシンガーなる前座が歌いだしたんです。まぁ、先輩
の怒るまいことか。「なにが、ぶっ倒れるまでヤルや! こんな水で薄めたようなん
観たないワ! オレ、帰る!」です・・。このときも僕らはスゴスゴ一緒に帰りまし
た。
坂本ナントカいう人の一人芝居「土佐源氏」のときもそうでした。始めは桂米朝と
の対談だったんですが、ものの5分もしないところで、先輩は「開幕ブザーが鳴り、
暗くなる、幕があがる。そこで一人芝居が始まらんかい! ドキドキして待っとんの
に・・こんな悠長な対談なんか聞きたないわ」で、一巻の終わり。また一同、入場料
の10%分も楽しむこともできなかったんです。
三度とも、先輩のお誘いだったんですが、ねぇ・・・ちょっと、ひどいと思いませ
ん?
ギリマン 〔いたずらおじさん〕
ある日「キリマン」とあった。「キリマンジャロ」と書くべきなのに、カッコウつけて・・・
で、急いで事務所へとって返して白墨をもち、キに点々をうたせてもらった。
マスター、困ったかな? ママかな? ラクないたずら成功で気持ちよかった。
ジリツ神経? 〔あそび大好きムシ・
神戸の地下鉄で、空席はあったが、10歳くらいの少年が立っていて、あっち
こっちへ揺られていた。
おばあさんらしき人が、うれしげにこう言って励ましていた。
「そうや、それでええんや。そうして立っとったら、ジリツ神経が発達するんや」
このおばあさんはきっと「自立神経」と言っていたように聞こえ、聞いた人たち
みんな、いい顔でほほえんでいました。
石と子どもの話 =児童文学仕立て= 〔吉田草平〕
学校へ行く道の途中の空き家に、詩人さんが住みついた。
山中雲平さんといって、都会からきたそうで、なんやしらん、けったいな人です。
なんで、けったいな人かというと・・
雲平さんの家は小学校の近くの川ぞいにあり、ぼくらは登下校のとき、その前を
通る。雲平さんは家にいるとかならず「おはよう、行ってらっしゃい」とか「おか
えり」とか声をかけてくる。
ぼくら子どもや学校がすきらしく、「きみらがうらやましい」とよく言う。だか
ら、あるとき、「雲平さん、いっしょに学校へ行こか」とさそったら、「う〜ん、
行きたいけど、先生がこまってやろ、なんせ、ぼくより若いんやから」と、ざんね
んそうやった。
だから、ときどきジョウダンでさそってやる。あるときなんか、「熱がでてるん
で、きょうは休ませてもらうわ、先生によう言うといてな」やて・・
話してるとおもしろいんで、ぼくらはすぐ仲よくなった。
初夏のある日。
ぼくらはいつものように、交通安全の旗をもった花世を先頭に登校していた。
すると、かど先に雲平さんがいて、ジョウロで、なにかに水をやっていた。「おは
ようございます」ぼくらはいつものように、あいさつした。
「なにに、水やってんのん…?」 ぼくが聞いた。
すると雲平さんは、「見て、わからんのか…」と、うれしそうに言う。
雲平さんの家の前にはたくさんの石がならべられている。全国に旅行したとき、
おみやげを買わずに石をひろってつれ帰ってくるそうだ。
「これ、石やん…?」
「そうや、石に、水、やってるんや」
「ええ〜っ??」
びっくりして、ぼくらはいっせいに声をあげた。草花や野菜に水をやるのならわ
かるけど、石に水をやるなんて・・・
だから、ぼくは、「あほちゃうか、石に水やるなんて」と、言ってしまった。
みんな、おんなじ思いやった。
雲平さんはイタズラそうな目を光らせた。
「石やかて、水をほしがるで。ほれ、かけてやったらよろこんで、きれいに光りだ
したやろ」
ぼくらは、石を見る。たしかに、ぬれて光っているけど、よろこんでいるなんて、
見えない。
「アタマがおかしいんや」 俊明がさからうように言った。
「そうか、こんなことがわからんのか……」
雲平さんは口をひきむすんで、「これがわからんような子は、はよ学校へ行って、
べんきょうしといで」と、ぼくらを追いたてた。
「うん、やっぱり、くるくるパーやで」 雄一が言いながらうなずく。
おとなしい花世ら女子はだまっていたけど、やっぱり、雲平さんのしていること
は理解できないみたいやった。
「ええやん、雲平さんがすきでやっとんやから、ほっとこ」と、ぼくらは、そのこ
とはすぐわすれた。
雲平さんはよっぽど石がすきみたいで、前から、ぼくらに石のじまんをしていた。
たしかに、いろんな形をしていたし、きれいな色のもあった。とくに、赤い石と、
青色の石が多かった。
あるとき、花世が、「この赤い石、きれいやわ。ちょうだい」と言い、由紀は
「わたしは青いのがほしい」と言った。
雲平さんは、「おお、そうか。この石が気にいったか」と、うれしそうだった。
「それは、すばらしいことや。ただし、この石はやらん」
「ちょうだい」「ちょうだい!」
「ほしけりゃ、自分で拾ぅといで。この石は、この川で拾ったんやから」
「こんなきれいな石、この川にはないわ。くれるのいややから、そんなこと言うん
でしょ」と、由紀。
「いや、ほんまに、この川にある。さがしてみぃ」
すきをみて、「これ、もろた」 ぼくは赤いにぎりこぶしくらいの石をつかみ、
にげた。
「あかん、返して」と、雲平さんが追いかけてくる。
「おれは、青い石、もろた」と、俊明が反対方向へにげる。
「あかん、返してくれー」 雲平さんは、ぼくを追い、俊明を追う。
その間にも、花世や由紀はすきなのをえらび、下級生たちももち帰ろうとする。
雲平さんはもうパニックで、四方八方走りまわる。
あんまり真剣なんで、「ふん、なんやこんな石」と、川へ投げるカッコウをする
と、ヒゲをはやした雲平さんが「うお〜っ」とさけび、飛びついてくる。
おもしろいのでしばらくそうして遊び、けっきょく、石をぜんぶ返して、その日
は帰った。
それからは帰りがけに、「この石、もろた!」と大声でさけんでごそごそしてる
と、家の中から雲平さんがとんで出てきて、またひとさわぎする・・・というのを
毎日やっていた。
一週間くらいして、登校していたら、また石に水をやっている。
「あほが、また水やっとうで」と、俊明が言い、
「成長せん、おっちゃんやなぁ」と、ぼく。
こしに手をあて、雲平さんはうれしそうに言った。
「どうや、この前より、大きなっとうやろ」
ええ〜っ!? ぼくらはのけぞりそうになり、つぎに思わずのぞきこんでしまった。
そして、気づいた。
「なんで、石が大きなるんや。あほとちがうか」
ぼくらは、口をそろえて、ののしった。
「え〜っ、それに気づかんのか、きみらは……」と、雲平さんは悲しそうに言った。
そして力なく、「そんなことに気づかんのなら、学校でもっとべんきょうしといで」
ぼくらは、「やっぱり、詩人ちゅうのはおかしいんやわ」「一尺(約30センチメ
ートル)浮いて、生きとってや……て、うちのおじいちゃんが言うてたわ」なんて、
わいわい言いながら登校した。
それからしばらくして、花世や由紀ら女子が川あそびしてるとき、赤いきれいな石
を拾った。さがすと、青い石もあった。それを見せられ、ぼくら男子も、いくつもい
くつも拾った。
ずっと川であそんでたのに、いままで気づかなかった。
それを言って、石を見せると、雲平さんは「そうやろ、あったやろ」ニコニコよろ
こんでいた。
一度、雲平さんをあやまらせたことがある。
ある日、由紀が気にいっている赤い石を、雲平さんの石たちの中にまぜておいた。
そして何日かしてから、雲平さんにナゾをかけた。
「雲平さん、なにか変わったことない……?」と、由紀が聞く。
「え、なにやろ…… えっ?」
「なんや、気がついてないのん」 由紀がわざとすねてふくれる。
雲平さんは、「え、なにやろ」とおろおろ考え、しばらくして「石を置いてくれた
んか?」
由紀がにっこりうなずくと、「そうか、そうか、それはわるかったなぁ。たくさん
あるんで気がつかなかったわ。ごめん、ごめん」
由紀の石をすぐ見つけだし、「うん、この赤は味があるきれいな石や。ありがとう、
ありがとう」 雲平さんはいつまでもその石をなでていた。
それから何回も石拾いに川に入り、集めた石を、家の台所のテーブルの上に置いと
いた。すると、ばあちゃんが「なんや、この石は。だれが置いたんや?」と、石をつ
つく。
「それ、ぼくの石やで」
「なにするんや、こんなもん」
「きれいな色してるし、山や魚の形してるのもあるで」
「なに言うとるんや、この子は。だいじなもんやったら、自分のへやに持っていき」
それで、ぼくは石を机の上に置いている。
いまでは10コ以上、気にいった石を見つけ、さわったり、本を読むときに文ちん
がわりに置いたり、ときどき、雲平さんをマネして、水をかけたりして、楽しんでいる。
みんなもそうしているみたいや。
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